よくあるご質問(FAQ)

どのような効果がありますか?

Re:VIBRATIONは、マウスピース接合部や外側からの流出で失われる響き(振動)をバイパスする効果で、楽器本体に効率よく振動を伝えます。
Re:VIBRATIONによって、響き(振動)は芯の太いはっきりとした響きになります。ホールなど広い空間では特に効果が期待できます。
音のツボが明確になるので、ミストーンが減り、ハイトーンは当たりやすくなります。(出せない音域が出せるようになる訳ではありません。ただし後述する「脱力効果」によって音域が広がる可能性はあります。)

Re:VIBRATIONによって、振動が強くなっているので、耳・口・腕(手)で感じる響く感覚が増幅します。それによって、ハイトーンやフォルテなどで力んでしまっている場合、「力みを解消する効果」が期待できます。力みは、スタミナ・音域・良い音色を奪う原因ですから、これらの改善は技術向上に貢献します。

効果を感じないのですが

すぐに効果を実感する方、すぐには効果を実感できない方、これは人によって様々です。
また、一定の抵抗感が出ますから、人によっては逆に演奏し辛くなる場合もございます。
演奏に支障を来すほどの不都合がある場合は、使用の取りやめをお薦めします。「抵抗を感じる」程度の場合は、暫くお使いいただくことをお薦めします。楽器の響き方が変わりますので、多少なりとも「違和感」を感じることは優れた「感覚」をお持ちの証拠ですから、初期の違和感で取りやめてしまう事は、もったいないです。

素材の違いは何ですか?

金属にはそれぞれ固有の共振しやすい周波数域があります。金管楽器は、これによってイエローブラスは明るい音色、ゴールドブラスは暗めの音色など音色や響きに変化があります。
基本的に金管楽器は真鍮(銅+亜鉛の合金)で作られています。ゴールドブラスは、真鍮よりも銅の含有割合を増やした合金です。銅の含有量を増やすことで、「固有の共振しやすい周波数域」を変化させることで音色を変化させます。亜鉛はとても硬い素材です。亜鉛の含有量を減らすことで、ゴールドブラスがイエローブラスよりも柔らかくなり、重厚な響きを生みます。金属は柔らかいほど、響きますが抵抗が増します。Re:VIBRATIONのHAMMEREDは、ハンマー加工によって表面を硬化させていますので、より遠くまで響くようにしています。

Re:VIBRATIONのSTARLING SILVERは、銅よりも柔らかい「銀」を使用しています。上記説明では「銀の方が響きにくいのでは?」と思われるかも知れません。ある意味それは正解です。しかし、「マウスピース接合部で失われる響き(振動)をバイパスする効果」を考えると「銀」は広い周波数帯域を共振させます。つまり、抵抗感はあるが、芯から太い響きを実現することが可能です。だからといって、抵抗感が強くて良いものでもないですから、Re:VIBRATIONでは、SILVER950ではなく、シルバーの中では硬度が高い925を採用し、中でも(銀92.5%+銅7.5%)の銀の中でも硬いSTARLING SILVERを採用しました。純銀や950と比べると、黄味がかって見える場合もありますが、これは銅が多く含まれているからです。アクセサリーでもティファニーなど有名ブランドでよく採用されています。
それぞれの素材に「固有の共振しやすい周波数域」がありますが、それ以外の周波数域が共振していない訳ではありません。
「共振しにくい」だけで、共振はしています。Re:VIBRATIONは素材を変える事で、変えた素材固有の共振周波数域を増幅させる効果が期待できます。

YELLOW BRASSは、楽器と同じ素材ですので、音色はそのままで吹奏感の改善に。
極端な変化を抑え、違和感の無い変化を狙っています。
COPPER BRASSは、吹奏感の改善+響きをより深く艶のある響きに変化させます。
オーケストラや吹奏楽のオリジナル楽曲などでは良い変化が期待できます。
STARLING SILVERは、共振帯域が広いので、太い響きになります。この太い部分には銅の「艶」も含むので、低音域から高音域までしっかりと響かせることが出来ます。

何を選べばよいですか?

このご質問が一番多いのですが、一番答えにくいご質問です。
上記の特徴から、ご自身が一番求める変化を考えてお選びいただければと思います。

SLIDE TONEはどのような効果がありますか?

SLIDE TONEは、楽器に抵抗を付与することにより、響きを引き締め、音のアタリ、響きを改善する効果があります。
Re:VIBRATIONのような増幅効果はありませんが、(世界初)スライド部に装着するリングの特徴として、様々な場所に取付けることで多くのバリエーションを生み、演奏者の好みに合わせていく微調整が可能なことが大きな特徴です。
基本的には主管(チューニング管)への取付けが変化は大きいです。
その他に、各バルブ管(1番2番3番管、F/B管)に取付けることで、アタリの調整、音程の調整、吹奏感の調整が可能です。

ノーマル3mm<ノーマル5mm<ハンマー5mm<ノーマル6mm<ハンマー6mm
の順で抵抗感(変化)は強くなります。

効果は必ずありますか?

お客様アンケート実施にて「何らかの効果を感じた」とお答えいただいた方は95%おられました。
プロプレイヤーの現場でも好評を得ています。ただし、マウスピースを交換して必ず良くなるとは限らない事と同じで必ずしも効果があるとは限りません。これには個人差があります。
一定の演奏技術が無ければ、変化を感じる事は難しいでしょう。
また、環境(練習室)などの影響で効果を感じにくい場合もあります。
直ぐに効果を実感される方、ある程度使用して効果を実感される方など、感じ方も様々です。
一定の抵抗(負荷)はかかるので、ファーストインプレッションは、「吹きにくい」と感じる場合があります。特に練習時間があまり取れない社会人の方は、1~2か月はお使い頂いてから、自分に合っているか否か判断していただければと思います。